
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
・複利とは?
・資産が2倍になるまでの期間を算出できる72の法則とは?
本記事の信頼性
駆け出しの投資家(少額・長期保有)ですが、日々勉強しています。
<学習履歴>
・オンラインスクールでの投資単元の履修
・投資関連の本5冊以上
・投資系インフルエンサーや専門の記事(15記事以上)
今回は、「誰でも簡単にできる複利の計算方法」をご紹介します。
目次
1.複利とは?
複利とは、元金だけでなく利息にも利率が適用されるものです。
お金がお金を呼ぶ仕組みは、複利から生み出されます。
複利の効果を詳しく知りたい方は、こちらの記事を参照下さい。
-
-
複利の力で老後問題は解決!(月1万円積立で2,000万円達成)
老後資金2,000万円はどうやって資産形成すればいいだろう? という疑問を解決できる記事です。 複利(投資)の力を理解し、積み立て投資を実際に行うことで老後資金(2,000万円問題)は解決できます! ...
続きを見る
2.お金(資産)が2倍になるまでの期間を算出できる「72の法則」とは?
「72の法則」を使うと簡単に、資産が2倍になるまでの期間を算出することができます。
計算式はとても簡単です。
72 ÷ 年率 = お金(資産)が2倍になるまでの期間
この計算式に当てはめると、年率毎の必要期間は以下のとおりとなります。
【1%】72÷1%=約72年
【3%】72÷3%=約24年
【5%】72÷5%=約14.4年
【7%】72÷7%=約10.3年
【10%】72÷10%=約7年
例えば、元金1,000万円を年率7%で運用した場合は、約10年後に2倍の約2,000万円になります。
3.マネーシミュレーターを使って実際に計算してみよう
信じられない方は、マネーシミュレーター(野村証券)の活用がお勧めです。
操作はとても簡単で、以下の項目に検証したい数字を入れるだけです。
・運用するお金(元本)
・想定利回り(年率)
・運用期間
例えば、「年率10%の場合の72の法則(※)」を検証したい場合は、運用するお金(元本)に「1,000万円」、想定利回り(年率)に「7%」、運用期間に「7年」と入力します。
※【10%】72÷10=約7年
結果は以下のとおりです。
シミュレーション結果は、72の法則のとおり、「約2,000万円」です。
4.72の法則の応用編
算数の世界ですが、72の法則の計算式を利用することで、お金が2倍になるまでの期間以外のことも、簡単に分かります。
(1)元金を2倍するための年率
例えば、元金を30年で2倍に複利運用する場合の年率は、以下のとおり計算できます。
72÷30年≒2.4%
元金が100万円であった場合は、年率2.4%で複利運用すると30年で200万円になることがわかります。
(2)お金を借りる時にも使える
72の法則は、借金を計算するときにも有効です。
例えば、クレジットカードのキャッシングです。
各社の貸付利率は2020年11月現在は以下のとおりです。
<私が所有しているカードの利率>
・楽天カード:18%
・エポスカード:18%
・JCBカード :15~18%
上記3社で共通する「18%」で計算してみます。
72÷18%=4年
たった4年で、借りた金額が2倍になることがわかります。
50万円を借り、返済が滞った場合は、4年で100万円となってします。
「借金で首が回らなくなった」とはよく聞きますが、たった数年で2倍となる金利設定であれば、納得できることかと思います。
高金利での借金が、どれくらい危ないことであるかがわかります。
5.まとめ
「72の法則」を使うことで、簡単に複利運用の計算ができます。
計算式は「72÷年率=お金(資金)が倍になる期間」です。
例えば、100万円を5%で複利運用する場合は、「72年÷5%=14.4年」で2倍の200万円となります。
瞬時に概算できる力あると、金利を感覚ではなく、具体的な金額として把握できるようになります。
数値に強くなることは、投資スキル向上に繋がります!
では、また。