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本記事の内容
・人に好かれる6原則
本記事の信頼性
・デール・カーネギー著「人を動かす」から「人に好かれる6原則」を紹介します。
・1939年に発売され、世界1,500万部売り上げた歴史的ベストセラーです。
・ビジネスマン問わず必読の1冊となっています。
1.人に好かれる6原則
(1)誠実な関心を寄せる
■主旨
相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せる。
■理由
人は自分のことに関心を持っている生き物だからです。
■具体例
【例1】
ニューヨークの電話会社の調査結果。会話の中で、一番使われている言葉は「私」
【例2】
集合写真を見る時にまず初めに見るのは自分
■具体的な行動方法
相手に関心を持ち、自分と同じ関心を見つけ、共有することで相手と親しくなれます。
どんな人も自分に関心を持っているからこそ、相手に関心をもち、自分と相手の関心の対象を一致させることが重要です。
心からの関心を示せば、どんな忙しい人でも、注意を払ってくれるし、時間を割いて協力もしてくれるようになります。
相手に関心を寄せる人は、人に好かれます。
(2)笑顔を忘れない
■主旨
いつも、にこにこ笑顔を忘れない。
■理由
動作は言葉よりも雄弁だからです。
■具体例
【例1】
赤ちゃんの笑顔、ペットや犬や猫
【例2】
アメリカの電話会社「電話での営業こそ笑顔を忘れるな」
笑顔は声に乗って、相手に伝わる。
■具体的な行動方法
笑顔を忘れずに、人と接しましょう。
「いつも笑顔な人」と「いつも不機嫌な人」、どちらと一緒にいたいですか。
笑顔を見せる気にならない時にも、無理にでも笑ってみましょう。
動作と感情は並行します。
笑顔を忘れない人は、人に好かれます。
(3)名前を覚える
■主旨
名前で呼びかける。
■理由
人は自分の名前が大好きだからです。
■具体例
【例1】
鉄鋼王カーネギー①
妊娠したうさぎを拾い、たくさんの子うさぎが産まれる。
そのため、多くの餌が必要となる。
周りの子どもたちに「子うさぎの名前を、餌を集めてきてた子どもの名前にする」と伝えたところ、多くの餌が集まった。
【例2】
鉄鋼王カーネギー②
鉄道会社が横断鉄道を作ると発表。
線路には、沢山の鉄が必要となる。
製鉄所の名前を「エドガー・トムソン鋼鉄所」と名付ける。
鉄道会社の社長の名前であり、戦略どおり無事受注。
■具体的な行動方法
名前を覚え、何度も呼んで頭に入れましょう。
名前で呼ぶことは、相手に関心を示すことになります。
自分の名前を呼ばれて嫌な思いをする人はいません。
すぐに名前を覚え呼ぶ人は、人に好かれます。
(4)聞き手にまわる
■主旨
相手の話をよく聞く。
■理由
相手に興味を持たせるためには、まずこちらから興味を持たなければならないからです。
■具体例
多くのタレントのインタビューをした記者アイザックの名言。
どうやったら上手く聞けるのか?
「ほとんどのインタビューアーは聞きながら、聞いていない。」
「なぜなら、この次何を言おうか考えてしまうから。」
「とくかく聞くんだ。」
■具体的な行動方法
相手が喜んで答えるような質問をしましょう。
なぜなら、話し相手は、あなたのことに対して持つ何百倍もの興味を、自分自身のことに対して持っているからです。
そのため、相手自身のことや、得意にしていることを話せるように仕向けます。
心地好く話をさせてあげれば、相手は気分もよくなり、あたなに好感を持ちます。
相手の話をよく聞く人は、人に好かれます。
(5)関心のありかを見抜く
■主旨
相手の関心を見抜く。
■理由
相手が話したい話をするためには、相手がどんなことに関心を持っているか知る必要があるからです。
■具体例
【例1】
セオドア・ルーズベルト元アメリカ大統領。
いつでも話が面白く、博学と評判でした。
「なぜ、どんな人とも話題が合い、盛り上がったのでしょうか。」
それは、誰かが来るとなると、その人が好きな話題を前日の晩の遅くまで調べ、研究していたからです。
【例2】
ニューヨークのパン会社デュバイノ協会。
有名ホテルにパンを卸すため、4年間の通い続けるも売れない。
ホテルの支配人は「何がしたい人なのか」を調査し、国際ホテル協会の連携強化と突き止める。
国際ホテル協会にいる支配人に話を聞きに行き、共感しまくった。
結果、支配人から認められ「何をやっているか?」と聞かれた際に、初めてパン屋であると告げ、無事取引が成立。
■具体的な行動方法
相手が「何に興味があり」、「何をしたいのか」をまず知るようにしましょう。
その人がやりたい活動に賛同できれば、相手と仲良くなれます。
相手の関心を見抜く人は、人に好かれます。
(6)心からほめる
■主旨
具体的にほめる。
■理由
人には「認められたい」という承認欲求があります。
そのため、見えすいたお世辞ではなく、心からの賞賛に飢えています。
■具体例
キリストの言葉
「すべての人にせられんと思うことは、人にもまたそのごとくせよ」
つまり「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい」ということです。
どの時代においても、不変の本質的な行動と言えます。
■具体的な行動方法
相手が気を付けていること、努力していること、気づいていない良点を見つけ、具体的にほめましょう。
身なりに気をつけていれば、「髪に艶があり綺麗ですね。」
努力に気づいたらなら、「よくこの短期間で資料を作れたね。」
相手が気づいていない良点を見抜けたら「このクロス分析から、この結果を導き出した論理構成が素晴らしい」などと
お世辞ではなく、心からほめることが重要です。
あなたは「私の頑張りを認めてくれる人」、「新たな強みを気づかせてくれる人」と尊敬の念を持ってくれます。
心からほめる人は、人に好かれます。
2.まとめ
人に好かれるには、6つの原則があります。
①誠実な関心を寄せる
②笑顔を忘れない
③名前を覚える
④聞き手にまわる
⑤関心のありかを見抜く
⑥心からほめる
人の立場に身を置き(上記①、③、④、⑤)、相手に重要感を持たせる(上記②、⑥)ことで、人に好かれることができます。
つまり、カーネギーの「人を動かす3原則」の土台に上に、人に好かれる6原則が成り立っていると言えます。
人に興味を持ち、批判せずにほめ、相手の利益を考えることが、人に好かれ、人を動かすにはとても重要です。
では、また!