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論理的思考力を身に付ける方法(フェルミ推定を実践しよう)【2020年最新】

2020年8月20日

論理的思考力(ロジカルシンキング)を身に付けるにはどうしたらいいだろう?

具体的な方法を知りたいなぁ。

という疑問を解決できる記事です。

ここで解説する「論理的思考力を身に付ける方法」を理解・実践すれば、論理的思考力を身に付け、ビジネスに役立てることができます。

なぜなら、一流経営者であり、MUPカレッジというオンラインスクールを運営する「竹花貴騎さん」が実践する手法だからです。

では、さっそく行きましょう!

1.論理的思考力(ロジカルシンキング)とは

論理的思考力とは、物事を体系的に整理して筋道を立て、矛盾なく考える思考法です。

論理的(ロジカル)とは

・物事を体系的に整理する

・物事を筋道立てて矛盾がないように考える

・筋道が通っている考え

ビジネスにおいて、とても重要な思考法となります。

2.論理的思考力の重要性

どんなスキルや資料作成スキル等があったとしても、論理的思考力ないと無に帰します。

なぜなら、掛け算の法則で、どんなスキルが合っても、それが論理的でなければ、Oとなるからです。

【例】100(資料作成スキル) × 0(論理的思考力)=0

どんな素晴らしい資料でも、筋が通らず矛盾していては、突っ込みどころ満載で、合意形成ができず、ビジネスは前に進みません。

どんなビジネスシーンにおいても、論理的思考力は必須のスキルとなります。

3.論理的思考力を鍛える「フェルミ推定」とは

フェルミ推定とは、「わからないもの」を概算する力です。

例えば、「日本にはマンホールがいくつあるか」といったことを論理的思考力を頼りに概算することです。

答えの正解・不正解ではなく、考え方の正解・不正解を見るものです。

ビジネスにおいても、新しい戦略を立てる際、全てのデータが揃うことは稀です。

論理的思考力だけで推察する力が求められます。

フェルミ推定は、ビジネスおいて、実践的に役立つ技術と言えます。

4.フェルミス推定の実践

日常生活の中で、フェルミ推定を行い、論理的思考力を鍛えることができます。

突飛な問いではなく、「実際に来店した飲食店」の売上・利益を計算する癖付けを行いましょう。

私は、「浜松町のラーメン店」と「八潮の温野菜」でフェルミ推定を実践してみました。

(1)浜松町駅のラーメン店

浜松町のラーメン屋のフェルミ推定です。

分かる情報は、「浜松町駅、従業員数、ラーメン価格のみ」です。

売上・利益を算出するにあたり、要素分解し筋道を立て、「わからないもの」を概算していきます。

まずは、要素分解する切り口を整理します。

売上・費用の要素分解

①平日ランチ

②平日ディナー

③休日ランチ

④休日ディナー

4つ(①平日ランチ、②平日ディナー、③休日ランチ、④休日ディナー)の切り口で、売上・費用を算出します。

■売上

・「平日」と「休日」のそれぞれで回転数、来店数、客単価、営業日数に応じて算出

【例】平日ランチ:回転数3×来店数39×客単価700円×20日=約163万円

■費用

・原価(売上×原価率)、人件費、光熱費、家賃で算出

月間の売上266万円、費用216万円、利益50万円と概算で算出することができました。

実際の売上・利益はわかりませんが、要素分解し、論理的に考えることが、フェルミ推定では重要となります。

(2)八潮駅の温野菜

①フェルミ推定(売上と利益)

八潮の温野菜(しゃぶしゃぶ屋)のフェルミ推定です。

分かる情報は、「八潮駅、ディナーのみ営業、席数60席」です。

売上・費用の要素分解していくと、①平日ディナー、②休日ディナーの2つの切り口となります。

■売上

・「平日」と「休日」のそれぞれで回転数、来店数、客単価、営業日数に応じて算出

■費用

・原価(売上×原価率)、人件費(※)、光熱費、家賃で算出

※人件費(175万円)の計算式

【社員(正社員):45万円】

【アルバイト①:平日 8時間×1,600円×3名×22日=約85万円】

【アルバイト②:休日 8時間×1,700円×4名×8日=約45万円】

月間の売上610万円、費用438万円、利益172万円と概算で算出することができました。

フェルミ推定は、答えを導き出すロジックをの正解・不正解をみるものですが、温野菜の売上と利益の正解・不正解を検証してみます。

②フェルミ推定の検証

出典:foodlabo

温野菜の利益率は10%(画像の赤線)であることが分かります。

フェルミ推定で考慮できていなかった費用は、以下の4つ(画像の青枠)です。

①その他経費(7%)

②リース費(3%)

③原価償却費(5%)

④ロイヤリティ(5%)

フェルミ推定の利益率が28%のため、考慮できていなかった上記①~④を、差し引くと8%(28%-20%)とほぼ変わらない利益率であり、妥当性のある推定であることが分かります。

5.まとめ

論理的思考力とは、物事を体系的に整理して筋道を立て、矛盾なく考える思考法です。

ビジネスにおいて、最重要のスキルとなっています。

なぜなら、他にどんなスキルがあっても、論理的思考力がないと、掛け算の法則で、論理が破綻し意味のないものになってしまうからです。

そんな論理的思考力を鍛えることができるのが、「フェルミ推定」です。

「わからないもの」を概算する力で、論理的思考力が必須となるため、鍛えられるということです。

飲食店に来店した際に、そのお店の売上・利益を推定する癖付けを行い、論理的思考力を高めていきましょう!

では、また!

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サービス業のマネジメントに従事しているアラサー会社員です。 このブログを通して、読んで頂けた方の人生に「少しでもプラスの影響」を与えられればと考えています。日々の学びをこちらで発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!

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