
という疑問を解決できる記事です。
ここで解説する「貯金から投資に変えるべき4つの理由」を理解すれば、「貯金思考」から「投資思考」に切り替えられます!
目次
1.銀行預金(間接金融)とは?
銀行預金者は、全員が投資家と言えます。
なぜなら、預けたお金で、銀行が「投資」を行い、その「配当」を「利息」という形で得ているからです。
銀行預金の仕組み
①預金
・銀行にお金を預ける
②投資
・銀行が預けられたお金で「投資(国債・融資・株式など)」を行う
③配当
・銀行が投資活動で「配当」を得る
④利息
・投資活動で得られた利益から、預金者に「利息」を支払う
そのため、銀行預金は「間接金融」や「間接投資」と言われます。
しかし、得られるリターン(利息)はたったの「0.001%」で、100万円預けて「8円」しかありません。
約45年前の1974年のゆうちょ銀行であれば、年利「4.32%」もありました。
100万円を預けたら104万円、3,000万円であれば「120万円」の利息を得られました。
銀行預金の年利が高かった親世代が「投資」ではなく「預金」を勧めてくる理由は、ここにあります。
なぜ直接投資をしないのか
利息をほとんど得られない時代にあって、なぜ直接投資をしないのでしょうか。
それは、銀行預金にメリットがあるからだと思います。
しかし、そのメリットは本当なのでしょうか。
2.投資すべき4つの理由(銀行預金のメリットの嘘)
「銀行」と「投資」を比較した際のメリットを見ていきます。
・利息がついて必ず増える
→ 投資は必ずではない
・元本保証がされる
→ 投資だと元本保証はされない
・いつでも引き出せる
→ 投資は商品によっては売却や解約ができない
確かにメリットにように感じれますが、本当にメリットと言えるのか、検証していきます。
(1)必ず増える?
銀行預金は必ず増えるのでしょうか。
年利が「0.001%」のため、100万円預けて得られる利息は「8円」です。
しかし、ATMを利用したり、振り込みを利用したりすると、手数料として最低でも1回あたり110円はかかります。
また、窓口手続きした場合は、1,000円弱の費用がかかることもあります。
ほぼ利息がなく、手数料が利息の数十倍取られる銀行の仕組みの中で、預金が増えている人は、99%以上いません!
(2)元本保証される?
預金は元本保証されるのでしょうか。
30代、40代以上となってくると、預金も1,000万円を超えてくる方も多いかと思います。
しかし、銀行が潰れた際に、預金保険制度(ペイオフ)で、保証されるのは1,000万円までです。
IT化やAIの発展が進み、フィンテック(金融とテクノロジーに融合)によるネットバンキングなどにより、銀行員の仕事はますます必要性が薄れてきています。
実際にメガバンクにおいてもリストラの動きを加速させており、元本保証は約束されたものではありません。
メガバンクのリストラ方針
・三井住友銀行:5,000人弱相当の業務量削減方針(三井住友フィナンシャルグループ2018年度決算)
・三菱UFJ銀行:8,000人削減方針(時事通信2020.4)
・みずほ銀行:19,000人削減方針(みずほフィナンシャルグループ5ヵ年経営計画)
(3)引き出し自由?
預金は引き出し自由でしょうか。
2020年8月のyahooニュースで、「現実味増す1964年以来の預金封鎖」といった記事がありました。
預金封鎖とは、銀行預金などの金融資産の引き出しを制限することです。
実際に日本でも1946年に預金封鎖が起きており、世界的にも1990年以降5回も起きています。
預金封鎖実績
・1990年 ブラジル
・1998年 ロシア
・2001年 アルゼンチン
・2002年 ウルグアイ
・2013年 キプロス
預金封鎖が起きる可能性は0ではなく、現実的に起きえることです。
(4)安全に保管される?
預金は安全に保管されるのでしょうか。
2019年2月の日本経済新聞にて「ベネズエラ、1月のインフレ率が268万%に」との報道がありました。
ハイパーインフレが起きると、お金の価値が暴落します。
例えば、今まで一枚の硬貨で購入できていた「パン」が、トラック一杯の紙幣がないと買えなくなったりします。
資産を現金だけで持ち続けることは、安全ではありません。
3.まとめ(投資思考一択)
銀行に預金をし続けるメリットは、ありましたでしょうか。
必ず増える訳でもなく、元本保証もされず、引き出しも自由でもなく、安全にも保管されない。
預金は、リスクはありますが、リターンはありません。
投資は、リスクはありますが、リターンがあります。
必然的に投資思考になったかと思います!
では、また!