投資

退職金とiDeCoの受取時の税金を0円にする方法は本当できるのか?

2020年11月22日

退職金とiDeCoの受取時の税金を0円にする方法は実際にできるの?

こんなお悩みを解決します。

本記事の内容

・iDeCo(個人型確定拠出年金)の3つメリット

・iDeCo受取時の税金を0円にする方法

・税金を本当に0円にできるのか(調査結果)

 

本記事の信頼性

駆け出しの投資家(積立長期保有)ですが、日々勉強しています。

・企業型確定拠出年金を実際に運用中

・投資関連の本10冊以上読了

・投資家の記事20記事以上読了

 

今回は、「退職金とiDecoの受取時の税金を0円にできるのかの検証結果」をご紹介します。

 

1.iDecoの3つのメリットの嘘とは?

iDeCo(確定拠出年金)は、積立時、運用時、受取時において、税制上のメリットがあります。

しかし、退職金が多い場合は、受取時にiDeCoで積み立てを行った金額の全てに課税されるリスクがあります。

条件によっては、積立時に所得税・住民税を節税した金額が丸々、受取時に課税される事態になることがあります。

これが、iDeCoのメリットの嘘です。

詳細はこちらの記事をご確認下さい。

知らないと損するiDeCo(確定拠出年金)のメリットの嘘とは?

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2.iDeco受取時の税金を0円にする方法

iDeCoと退職金の受け取りルールを活用することで、受取時の税金を0円にできます。

※iDeCoの加入期間や勤続年数によっては、0円にはなりません。

iDeCoと退職金の受取時のルール

以下の期間を空けうえで受け取ると、それぞれの期間(加入期間・勤続年数)で退職所得控除が計算可能!

・iDeCoの受け取り:5年以上空けて退職金を受け取る

・退職金の受け取り:15年以上空けてiDeCoを受け取る

受取方法だけで、税金が0円にもなれば、数十万~数百万円にもなりますので、「必ずiDeCoから受け取り、5年後に退職金を受け取るよう」にしましょう。

詳細はこちらの記事をご確認下さい。

iDecCoと退職金の深い関係を知り、受取時の税金を0円にしよう!

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3.本当に0円にできるか確認してみた

iDeCoを60歳で受け取り、退職金を65歳で受け取れば税金を0円にできますが、そもそも65歳まで働き続けられるのでしょうか。

こればかりは、社会人共通ではなく、ぞれぞれの勤務先の制度に大きく左右されます。

参考に、私自身の勤務先の制度を調べましたので紹介します。

 

(1)退職金が支給されるタイミングは?

社内ポータルサイトから「社員就業規則」を入手しました。

社内ポータルがなく、ご自身で確認できない場合は、人事・総務部に聞いてみましょう。

就業規則には以下のとおり記載がありました。

退職手当は、退職の日から30日以内に一時金として直接本人に通貨または銀行口座への振込等確実な方法により支給される。

抜粋文のとおり、退職の日がキーになることがわかりました。

 

(2)勤務先の定年は?

続いて、勤務先の定年を調べました。

こちらも、「就業規則」から抜粋します。

社員の定年年齢は満60歳とし、定年退職日は定年年齢に達した日以後の最初の3月31日とする。

また、定年退職した社員は、本人の希望により、「新就業規則」に基づき、最長満65歳に達した日以後の最初の3月31日まで雇用される。

残念ながら、私の場合、60歳で定年であり、退職の日30日以内に退職金が振り込まれるため、この5年ルールは使えませんでした。。。

55歳でiDeCoの受け取りを考えましたが、そもそもiDeDoは60歳以降でないと受け取れませんので、絶望的です。

 

(3)役職定年って聞くけど大丈夫?

私にはもう関係ありませんが、「役職定年」にも触れておきます。

文字通り、役職に定年を設定することです。

具体的には、部長だったり、課長だったりが、規定年齢に達した場合に、管理職処遇から解かれることです。

目的は、「人件費の削減」と「若手の管理職登用」のためです。

「退職扱い」になるのではなく、「処遇が変えられる」だけです。

一般的には、55歳で設定されることが多く、私の勤務先も同じでした。

収入はかなり落ちますが、退職金を受け取らずに済みます。

 

(4)勤務先の定年が60歳の場合は、どうやって5年後に先送りするの?

今のところ、私が調べる限りはありません。

勤務先の就業規則改革を行えば、60歳で退職金を受け取らずに済みますが、現実的には難しいです。

または、起業するしかないですね。

残念ながら、サラリーマンを続ける以上は、勤務先の就業規則の呪縛からは逃れられません。。

 

4.まとめ

iDeCoを60歳で受け取り、退職金を65歳で受け取れば税金を0円にできますが、65歳まで働き続けられることが前提です。

就業規則は、各勤務先によりますが、60歳で定年退職が一般的かと思います。

まさしく、私がそうで5年ルールの裏ワザを使うことはできません。

私の結論としては、DC(企業型確定拠出年金)は強制につき行いますが、iDeCo(個人型確定拠出年金)はやりません。

退職金が40年間で2,200万円以上受け取れる方には、iDeCoはお勧めしません。

お勧めの資産運用は以下のとおりです。

■お勧めの資産運用(退職金が40年で2,200万円以上受け取れる方向け)

独身 : 積み立てNISA

夫婦 : 夫婦共々積み立てNISA、奥さんの退職金が少ないならiDeCoも併用

夫婦+こども : 夫婦共々積み立てNISA、奥さんの退職金が少ないならiDeCoも併用、さらにこども数だけジュニアNISA

以上、「退職金とiDecoの受取時の税金を0円にできるかの検証結果」でした。

では、また!

 

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サービス業のマネジメントに従事しているアラサー会社員です。 このブログを通して、読んで頂けた方の人生に「少しでもプラスの影響」を与えられればと考えています。日々の学びをこちらで発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!

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