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ブランディングって何?簡単にわかりやすく解説!

2020年8月15日

ブランディングって何?

ブランディングのメリットは?

という疑問を解決できる記事です。

ここで解説する「ブランディング」を理解・実践すれば、自社の商品・サービスのファンを獲得することができ、ビジネスを優位に進めることができます。

では、さっそく行きましょう!

1.ブランディングとは?

ブランディングとは、相手から「あなたが好きです。」と言わせることです。

つまり、相手をファンにすることです。

では、ブランディングの特性を「集客方法の違い」から、わかりやすく解説していきます!

(1)集客方法の種類(ブランディング=ファンづくり)

マーケティング、アドバタイジング、PR、ブランディングの違いをみていきます。

マーケティング

特定の人に「あなたが好きです。」と伝えること。

アドバタイジング(広告)

不特定の人に「あなたが好きです。」と伝えること。

PR

第三者が「あなたが好きみたいです。」と伝えること。

ブランディング

相手から「あなたが好きです。」と言わせること。

「ブランディング」があれば、「マーケティング」も「アドバタイジング」も「PR」も不要です。

なぜなら、相手から「好きです。」と言ってもらえるからです。

例えば、不潔で自堕落な男性がいくら女性にアプローチ(マーケティング・アドバタイジング・PR)しても、時間とお金の無駄です。

一方で、清潔感があり、エステや筋トレや勉強など自己投資に励む男性であれば、女性からアプローチされます。

だからこそ、「ブランディング」さえあれば、他の方法は不要なのです!

(2)ブランディングの重要性(ブランディングのない経営の末路)

①ベンチャー企業の生存率

ベンチャー企業の生存率

出典:日経ビジネス2017年3月21日

ベンチャー企業は、20年後にはほぼ全て倒産すると言われています。

それは、ブランディングがないからです。

ブランディングがないとなぜ、衰退してしまうのか、見ていきましょう。

②ブランディングがない場合の「負のスパイラル」

負のスパイラル

「ブランディングがない=お客様から好きと言ってもらえない」状態です。

商品・サービスのみでの勝負となるため、以下のとおり「負のスパイラル」に陥ります。

①価格競争

ブランディングがないため、優位性を確保するために値下げを行う。

②サービス競争

値下げが限界まで来ると、レシピ本を配布するなどサービス競争が起きる。

③自社コスト

原価以外にサービス分のコストが発生。

④利益率低下

自社コストが発生した分、利益率が低下する。

⑤コスト削減(PR削減)

利益率を確保するため、コスト削減のため、PRを削減する。

⑥シェア低下

PR削減で集客が減るため、売上シェアが下がる。

結果、売上を上げるため、価格を下げるといった「負のスパイラル」に陥り、倒産してしまいます。

それでは、「負のスパイラル」から抜け出すブランディングを解説していきます。

2.ブランディングの種類

ブランディングの種類

ブランディングの種類は、4種類に分けられます。

コーポレート」ブランディング

→どう繋がるか

プロダクト」ブランディング

→何を売るか

マーケティング」ブランディング

→どう広めるか

セールス」ブランディング

→どう売るか

では、それぞれ解説していきます。

(1)「コーポレート」ブランディング

「コーポレート」ブランディングとは、「どう繋がるか」のブランディングです。

結論からいうと、競合は把握するが、競合を作っては、絶対にいけません。

上手くブランディングしている企業は、○○だが○○でないと明確に断言しています。

例えば、Googleです。

グーグルマップやグーグルドライブなど、テクノロジー企業としてのイメージが強いかと思います。

しかし、Googleの売上の9割は広告で広告会社です。

「広告会社であるが、広告会社でない」と明言し、負のスパイラルから抜け出す、ブランディング戦略を実践しています。

(2)「プロダクト」ブランディング

「プロダクト」ブランディングとは、「何を売るか」のブランディングです。

「プロダクト」ブランディングの中でも、「価格」の決定は特に重要です。

「価格」の決定は、3STEPで戦略的に行います。

①STEP1

カフェを開く前に、いくらならカフェラテを購入するか調査します。

調査結果が100人中100人が500円ならカフェラテを購入(①)し、1,500円なら誰も購入しない(②)とします。

ここで、単純に500円で設定してしまうことは、間違いです。

①と②の人数をつなげて、上記の表を作成します。

そうすると、750円なら75人、1000円なら50人、1250円なら25人が購買数になることが推察できます。

②STEP2

各価格の売上・費用・利益を算出します。

500円なら、以下のとおりの計算式となります。

【売上】50,000円(500円×100人)

【費用】30,000円(300円×100人)

【利益】20,000円(【売上】ー【費用】)

このロジックで、計算していくと価格1,000円が最も利益を残せる価格であることが分かります。

750円以下を切り捨て、1,000円以上でチャレンジしていくことが重要です。

③STEP3

プロダクトブランディング③v2

狙いを定めた価格まで、付加価値を上げていく方法は3つあります。

付加価値を上げる3つの方法

①「空間」付加価値

インテリアや席の広さなど、「空間」の価値を上げる。

②「商品」付加価値

高級な珈琲豆や焙煎機など、「商品自体」の価値を上げる。

③「サービス(エンターテイメント)」付加価値

インスタなどのSNSで顧客とコミュニケーションを取ったり、顧客の特徴をデータベースに蓄積したりと「サービス(体験等)」で価値を上げる。

特に、③「サービス(エンターテイメント)」付加価値はコストがかからず、効果が高くとても重要な行動となります。

上記①~③の観点で、DO1~DO3と行動を積み上げ、付加価値を上げていきます。

(3)「マーケティング」ブランディング

「マーケティング」ブランディングとは、「どう広めるか」のブランディングです。

珈琲の相場価格は、マクドナルドの100円ですが、なぜスタバは売れるのでしょうか。

それは、フランチャイズ契約がなく、全て直営店だからです。

直営店とすることで、「売上」ではなく「くつろぎ」ファーストで考えることができます。

そのため、マクドナルドのようにフランチャイズのオーナーが回転率を重視し、席を狭くすることはありません。

ゆったりとした空間付加価値を提供ができるため、相場以上の価格で、スタバは売ることができます。

(4)「セールス」ブランディング

セールスブランディング

「セールス」ブランディングとは、「どう売るか」のブランディングです。

商品を売りたければ、商品を売ってはいけません。

なぜなら、相手に「欲しい」と言わせるためです。

例えば、YAMAHAのピアノ教室戦略です。

YAMAHAは、ピアノを売りたいですが、ピアノを売らず、ピアノ教室を売ります。

ピアノは高額な商品だと、数百万円するため、ピアノ教室でピアノが欲しい言わせ、買ってもらう戦略を取っています。

商品を売らずに不随するサービス提供で、相手から欲しいと言わせることが、セールスブランディングです。

3.まとめ

ブランティングとは、顧客から「あなたが好き。(商品が欲しい)」と言わせることです。

ブランディングには4種類あり、全てにおいて「商品を売らずに、商品を売ること」が神髄となります。

①「コーポレート」ブランディングでは、○○会社だが○○会社でないと明確に断言する。

②「プロダクト」ブランディングでは、相場価格で設定せず、最も利益を残せる価格で設定できるよう、サービス等で付加価値を上げていく。

③「マーケティング」ブランディングでは、売上(回転率等)を優先せず、付加価値(くつろぎ空間等)を追求する。

④「セールス」ブランディングでは、商品を売らずに不随するサービスを提供する。

顧客が気付いた時には、商品やサービスを好きなっており、「欲しい」と言わせるこれがブランディングです。

ビジネス以外でもSNSなど私生活でも活用できる戦略ですので、是非実践してみて下さい!

では、また!

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サービス業のマネジメントに従事しているアラサー会社員です。 このブログを通して、読んで頂けた方の人生に「少しでもプラスの影響」を与えられればと考えています。日々の学びをこちらで発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!

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