
4P分析(フォーピー)って何?
具体的な分析方法を知りたいなぁ。
という疑問を解決できる記事です。
ここで解説する「4P分析」を理解・実践すれば、「自社の商品・サービスの強み」をロジカルに把握し、最適な意思決定に繋げることができます。
1.4P分析とは?
4P分析とは、「どんな商品(Product)を、いくら(Price)で、どう届け(Place)、どのように知らせて(Promotion)売るか」といったマーケティングにおける4つの視点を組み合わせた戦略を策定するための分析手法です。
Product(商品)
ターゲットにとってどのような価値が提供できるのか、またそれは競合の商品と比較した時の優劣はどうか、といった視点で分析します。
Price(価格)
誰に対して商品を売っていくのかを見極め、自社の利益も考えたうえで価格設定を行います。
Place(流通)
ターゲットに商品・サービスを円滑に届けるための販売場所や流通経路を分析します。
Promotion(広告)
ターゲットと商品を引き合わせる方法を分析します。
2.4P分析の事例(カフェ出店)
(1)自社の4P分析
では、カフェを題材にして、4P分析を行ってみたいと思います。
本分析は、竹花貴騎さんが運営するオンラインスクールであるMUPカレッジの学習教材から引用しています。
Product(商品)
・サラリーマンが多い、また男性が多いという観点から、おしゃれなメニューよりもボリュームを重視したランチメニューを用意
・夜はアルコ―ルメニューを用意
・女性客の取り込みのためタピオカなどの競合にはないドリンクメニューを提供
・企業イベント用に飲み放題パーケージも用意
Price(価格)
・ランチタイムはサラリーマン取り込みのため、ドリンクセットで900円
・夜は競合がいないため高めに設定し客単価を4,300円程度を狙う
Place(流通)
・オフィス街であることから一定のデリバリー需要もあることを想定
そのため、ランチデリバリーを宅配サービスと提携して提供予定
Promotion(広告)
・忘年会などのイベントシーズンでの利用を刈り取るためLINE@での登録でドリング一杯無料などを行う
・看板認知の獲得が可能なためホットペッパーなどには掲載をしない予定
・ランチタイムに多くのテーブルフライヤーでのクーポン配布などを実施予定
(2)自社と競合の4P分析比較
自社、競合の4P分析を比較し、一つ一つ改善を行えば勝てる勝負とすることができます。
また、競合の強みは、徹底的にパクる戦略が重要です。
3.まとめ
4P分析とは、「どんな商品(Product)を、いくら(Price)で、どう届け(Place)、どのように知らせて(Promotion)売るか」といったマーケティングにおける4つの視点を組み合わせた戦略を策定するための分析手法です。
4P分析で、「自社の商品・サービスの強み」をロジカルに把握することで、最適な意思決定に繋げることができます。
では、また!