
3C分析(スリーシー)って何?
SWOT分析(スウォット)ってなんだろう?
という疑問を解決できる記事です。
ここで解説する「3C分析・SWOT分析」を理解・実践すれば、「自社の強みと弱み」をロジカルに把握し、最適な意思決定に繋げることができます。
1.3C分析・SWOT分析とは?
3C分析、SWOT分析とは、「自社の強みと弱みを把握する」ためのフレームワークです。
(1)3C分析
3C分析は、顧客ニーズや自社の強みや弱み、競合の動きを分析することによって、マーケティング活動において、最適な意思決定に繋げることを目的としています。
自社ではコントロールできない「外部環境」と自社の「内部環境」の両面から見ていく手法です。
「外部環境」として顧客、競合、「内部環境」として自社を分析対象としています。
顧客
顧客ニーズなどの顧客の購買意欲や能力を分析します。
競合
競合の状況、製品やサービスの強み・弱みを分析します。
自社
顧客の変化と、その変化に対して競合がどのように対応していうのかを、自社と比較しながら、自社ついて、把握します。
自社を把握するにあたり、SOWT分析を活用します。
(2)SWOT分析
SWOT分析は、自社を客観的に理解するフレームワークです。
競合や法律、市場トレンドといった自社を取り巻く「外部環境」と、自社の資産やブランド力、さらには価格や品質といった「内部環境」をプラス面、マイナス面に分けて分析することで、マーケティングの意思決定などを行うことを目的としています。
Strength(強み)
目標達成にプラスとなる企業内部の特徴を分析します。
Weakness(弱み)
目標達成にマイナス(障害)となる企業内部の特徴を分析します。
Opportunity(機会)
目標達成にプラスとなる外部の特徴で、市場拡大の可能性や競争優位の可能性などを分析します。
Threat(脅威)
目標達成にマイナス(障害)となる外部の特徴で、市場縮小の可能性や競争激化の可能性などを分析します。
2.3C分析・SWOT分析の事例(カフェ出店)
では、カフェを題材にして、3C分析・SWOT分析を行ってみたいと思います。
本分析は、竹花貴騎さんが運営するオンラインスクールであるMUPカレッジの学習教材から引用しています。
(1)3C分析
近くにスタバがあり、先行きを不安視しているカフェをコンサルする例です。
外部環境である顧客、競合、内部環境である自社の3つの切り口から分析していきます。
Customer(顧客)
・オフィス街、休日はあまりいない
・サラリーマンが多い
・男性が6割程度、年齢は40代程度が多い印象、
スーツを着ている人が多い印象
Competitor(競合)
・入店数:朝50人程度、昼100人程度、夜40人程度
・女性が多い印象
・店内でフードをオーダーする人は入店数の30%程度
客単価を530円と仮定すると1日売上は10万円程度
Company(自社)
・SWOT分析で把握していきます。
(2)SWOT分析
3C分析における自社分析は、SWOT分析で行います。
Strength(強み)
・ドリンク価格がスタバより40%ほど安い
・個人店なので独自のキャンペーンが自由に打てる
・アルコールや幅広いフードメニューも出すことができる
Weakness(弱み)
・ブランド力がない
・大手ではないので仕入れ原価率が多少高い
Opportunity(機会)
・夜はバーとして営業ができる
・オフィス街なので企業イベントなどでも利用できる
・フードのデリバリーも可能
Threat(脅威)
・近年色々な業種でアルコールの取り扱いが増えているため、スタバでもアルコールが販売されると集客が減ることが考えられる
3.まとめ
3C分析、SWOT分析とは、「自社の強みと弱みを把握する」ためのフレームワークです。
3C分析は、顧客ニーズや自社の強みや弱み、競合の動きを分析することによって、マーケティング活動において、最適な意思決定に繋げることを目的としています。
SWOT分析は、競合や市場トレンドといった自社を取り巻く「外部環境」と、自社の価格や品質といった「内部環境」をプラス面、マイナス面に分けて分析することで、マーケティングの意思決定などを行うことを目的としています。
3C分析・SWOT分析で、自社の強みと弱みをロジカルに把握することで、最適な意思決定に繋げることができます。
では、また!